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アロマテラピー♪

アロマオイル
始めに

夜になっても中々眠れなかったり、どんよりと気分が落ち込んだり、月経前症候群(PMS)などに悩まされている人、最近では非常に多いですよね。

そんな中、近年自律神経系の症状に効果があるということで、女性を中心に人気を集めているのが、アロマテラピーです。良い香りで症状が手軽に改善できるというなら、是非試してみたいですよね。

そこでこの記事では、アロマテラピーの効能について見ていきたいと思います。

アロマテラピーについて

アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル、または精油の芳香や植物に由来する芳香を用いて、病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする自然療法です。また、芳香療法や香料治療とも呼ばれ、実際様々な方法で用いられています。昨今では、ムード作りのインテリアの一種としても使われています。使用される精油は、植物に由来する揮発性の油で、それぞれが特有の芳香を持っており、生物活性が科学的に認められるものもあります。

精油は、植物の花、葉、根、果皮、樹脂などから抽出した、活性成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーのベースとなる素材です。

精油を使った医療は、アラビアやヨーロッパで昔から行われている伝統医学・民間療法の一つです。1990年代以降世界的に普及しました。ストレス、うつ病、不安、睡眠の質、月経困難症、女性の性欲の刺激、疼痛などに有効であると示されており、殺菌作用を持つ精油は、石鹸などに配合されたり、歯科治療などでも模索されています。

20世紀初頭に「アロマテラピー」という言葉が登場し、精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、美容と健康の増進、リラクセーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。現代では、自己管理の健康法としても用いられています。

このように、最近では、人々の生活に馴染みのあるものになりつつあるアロマテラピーですが、実はその歴史は非常に古く、古代エジプト時代まで遡ると言われており、暮らしを豊かにする手段として用いられてきました。

現在の日本では、美容を目的としエスティックサロンなどで行われる「エステティック・アロマセラピー」と、病気の治療や予防、症状の緩和を目的とし、医療、看護、介護業界を中心に行われる「メディカル・アロマセラピー」の二つの領域に大別されています。

アロマテラピーの目的

アロマテラピーの目的には、主に以下の四つが上げられます。

  • 心と身体のリラクセーションやリフレッシュに役立てる
  • 心と身体の美と健康を増進する
  • 身体や精神の恒常性の維持と促進を図る
  • 身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す

日々の生活を送るうちに、人々の心と身体は疲弊しています。アロマテラピーは、心身共に健康を保ち、リラックスを促し、豊かな毎日を過ごせるようにするための一つの手段です。つまり、現在のストレス社会に相対するように、アロマテラピーの人気が高まっているのです。

アロマオイルの香りには期待できる効果が多くあるといわれていますが、アロマオイルの香り選びで一番大切なことは、必ず自分の鼻で香りを試して「良い香り」だと感じるものを用いることです。

アロマテラピーの効果

アロマテラピーはオイルの成分に効果があるだけでなく、「香り」を嗅ぐだけでも効果があります。それは「香り」の電気信号がダイレクトに脳に届き、自律神経やホルモン、感情を司る機能に直接働きかけ、不調を調整することが期待できるからです。

人間の五感には、視覚・聴覚・触覚・味覚、嗅覚があります。人が香りを感じる仕組みは、空気中に漂う香りの成分が呼吸と共に鼻に入り、その香りの成分が鼻の嗅粘膜に溶け込み、香りの成分を情報として嗅細胞が受け取ります。その後、嗅神経・嗅球・嗅索を通り、大脳(大脳皮質や大脳辺稼系)に伝えられ、人は香りを感じます。つまり、この五感の中で嗅覚の刺激だけが大脳新皮質を通さず、大脳辺縁系に直結して伝わるのです。

この大脳辺縁系は、食欲や記憶、感情などの情緒行動など、人間がとしての本能的な機能を司る部位です。その周辺には、自律神経の中枢である視床下部や、ホルモン分泌にかかわる下垂体があるため、刺激が伝わると考えるよりも早く心身が反応します。

香りによって、懐かしさや記憶などが蘇ったり、また、一度苦手な臭いだと感じるとその後も理屈抜きに嫌いになったりなど、香りは私たちの脳に強く影響しています。香りの刺激によって、集中力が高まったり、鎮静効果をもたらしたりします。

他にも、アロマテラピーによって、免疫力に関係するNK細胞活性値が上昇したり、女性ホルモンの一種であるエストロゲン濃度が増加したり、メラニン産生を抑制したり、副交感神経の高まりによって動脈機能が改善したりなど、多くの身体への効果が報告されています。また、アロマテラピートリートメントなどでは、精油成分が皮膚から働きかけることもわかっています。

ただし、医療域では、あくまでもアロマテラピーは補完的な役割であり、他の療法を組み合わせることで統合医療として貢献できるといわれています。

近年、精油やアロマテラピーを用いた研究が進んでおり、医療現場や介護施設、商業施設で多く取り入れられ、また予防医学としても活用されています。リラックス効果や集中力をサポートする手段として期待され、様々な場面を通し、忙しない現代で重要なものとして注目されているのです。

最後に

いかがでしたか?

アロマテラピーとは、日々生活を送る中でストレスを受けた心と身体を労わるための一つの方法なのです。昨今では、人々による需要が高まってきたことによって、インテリアショップなどでも気軽にアロマオイルなどが購入できるようになっています。

是非、アロマテラピーをあなたの日常に取り込んでみて下さい。

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